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2016年2月11日 (木)

たーちゃんについて。《そして骨髄軟化症へ》

つづき…

(ほとんど当時の日記原文なので読みづらいです。少し書き足した部分もあります)

脊髄梗塞と診断され、あとは回復を待つばかり。
の、はずでしたが…

H27年2月4日(水)
朝、特に変わりなし。
夕、特に様子に変かはないが、カリカリ食べず。やわらか手作りご飯はもりもり食べる。
23:30頃、触ろうとしたら、またキャン!という。

2月5日(木)
夜中、ペットシーツにきちんとおしっこをしていた。
よろつきあり。右?元気なし。
あまり歩きたがらず食欲無し。
夕方、えさを食べようとしたら、前足に力が入りすぎたのか、逆立ちのように前方にひっくり返りそうになり
驚いたのかしばらくしょんぼり。
えさは柔らかくしたものをほぼ完食。
やはり痛いようで、身体を触ろうとするとキャンッ!と鳴く。
あまり歩きたがらない。ふらつき、足のもつれ有り。

2月6日(金)
夜中1回トイレシートでおしっこ。
かなり痛む様子で、明け方気がつくと部屋の隅に隠れていた。様子がおかしい。

朝、食欲有り。柔らかフードをもりもり食べる。
あまり痛がる様子はない。
手作りご飯をもりもり食べる。
左足はけっこう動く様子。右前足、少し動かしづらい?
不自由ながらも結構動き回り、リラックスした様子でよく横になっている。

夕方帰宅すると、下半身が動かなくなっている。
前回は動いていたしっぽもまったく動かない。一気に胸が締め付けられた。不安で頭が真っ白になった。
こんなことで電話しても良いだろうか、と迷いながらも、心配で心配で少しでも安心したいと
Kam動物病院へ電話した。
たーちゃんを診て下さった院長のI先生は今日は非番だということで、他の先生が対応して下さった。
「どんどん回復すると聞いていたけれど、このようにまた後退することがあるんですか」と聞いた。
先生は、様子を診ていないのでなんともいえないけれど、
一般的には脊髄梗塞という病気は回復期に、そんなにすごく後退することはない。
ただ、多少動くようになって嬉しくて動きすぎて
一時的に少し疲れることはあるでしょう、そういう時は、また少し後退しているようにも見えるかも、ということでした。
さらちゃんはちゃんと回復していたので…軟化症なら回復することはないので…
考えられるのは、また他のところが詰まったか…
ただ、軟化症に移行したと言うことも否定はできない
という、なんともさらに不安になるようなお話しだった。

たーちゃんを見ながら電話をしていると、自分に話しかけてるのかな?と思ったのか
ニコニコしながら下半身をひきずって近づいてくる。
どうかどうかどうか…明日になったら、また回復していますように…
これが、一時的なちょっとした後退でありますように…

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《電話をしている私をニコニコ見つめるたーちゃん。不自由な足を引きずって歩くので心配》

 

2月7日(土)
食欲はあり、痛がる様子もそれほどないけれど、
後ろ両足は完全に麻痺し、しっぽも相変わらず振らない。まったく足の感覚がないようだ。
朝一番で病院へ連れて行く。
とりあえずステロイドを使用して様子を見ましょう、ということになった。

昼近く、家に着いたあたりはまだ元気で、えさも沢山食べた。
しかし、それから急激に元気が無くなる。
また少し痛がっているように見える。立ったまま横になろうとしない。
これは初めてのこと。
そして、そのうえ小刻みに震えている…。

不安で不安でいてもたってもいられず、(姉の)まうさんに連絡をして家に来て貰った。
たーちゃんはまうさんが大好きで大好きでしかたがない。まうさんがくると、いつも大喜びをするので
反応を見たかったのです。
まうさんはすぐに来てくれたのですが…たーちゃんは、うれしそうにしてはいるものの身体がついて行かない様子。
あまりにも心配で、また病院に電話を入れた。
携帯を持つ手が不安で震えた。
今度は院長のI先生がでた。
これは軟化症になってしまったってことなのですか???それとも…
梗塞が治る過程でも、こんなに後退することがあるんですか???
と先生に聞いてみた。
気圧の変化でも、痛みが出ることもある、さらちゃんはめきめき回復していたから、軟化症ではないような…
移行するコは、ほとんど回復せず、そのまま…というパターンがほとんどだから…
でも、軟化症になってしまった可能性も否定できない…と。

ちがう、ちがうよ、先生、私が聞きたかったのは
「梗塞が回復する過程でも、後退することがあるんですよ」って言葉なんだよ。
先生、なんでそう言ってくれないの…

2月8日(日)
病状記録無し。
痛み止めとステロイドを貰っているので、家で様子を見ていたんだと思う。

明日から仕事なので、まうさんと吉祥寺にケージとおむつを買いに行きました。
たーちゃんがパピーの頃に使っていたやつは、どこにやったか覚えてないので…
(後日、押し入れと化した長男の部屋の奥から発見。くくるんが使用しました)

たーちゃんは完全に下半身が麻痺してしまって、垂れ流し状態だし…
何より、不自由な足で歩き回ったら足を折ってしまうかもしれない、と思いました。
足を折ってしまったら、また下半身が動くようになった時、歩けなくなっちゃう…と。

私が仕事に行っている間は、可哀想だけれどケージですごしてもらうことにした。
そしてお昼休みに様子を見に帰ってくるつもりだった。(職場は自転車で15分程度)
お昼ご飯食べなければ、往復とたーちゃんのオムツを替えたりとか、なんとかなる!と思った。

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《簡易なケージを購入して組み立てた。寒くないように、たーちゃんが眠るあたりは
段ボールをはりつけてみた。結局一度もこれを使うことはなかった。》

2月9日(月)
やはり不安だからまた午前休をとって病院へ。
軟化症になると、徐々に麻痺が上に上がってくるとのこと。
調べる方法は、ピンセットとかそういうもので背中を下から少しずつ上へ刺激して
背骨何個分まで麻痺しているか、たーちゃんの反応を見る、という原始的なものだそう。
反応しない部分が上に上がってきていれば軟化症へ移行…そういうことらしい。
またMRI撮ればはっきりしますか、と聞いて見た。する、しないは関係無しとして。
「もし軟化症なら今の段階で、もうはっきり解るはずです。
でも、さらちゃんはこの間撮ったばかりだから、
さらちゃんの身体への負担を考えても、おすすめはしません。金銭的にも負担が大きいですし(8万ほどかかる)」とのことでした。
お金なんていい(そりゃ、本当はかなりかなり辛いけど)でも、たーちゃんが辛いのは
どうしてもだめだ。
「先生、ヘルニアということはないですか?ヘルニアならすぐに手術をしないといけないんでしょう?」と聞いて見ると
「かりにヘルニアだったとしても、今の体力じゃすぐ手術は出来ないんですよ。」と。
「とにかく、明日また感覚の反応検査をすれば軟化症になってしまったのかどうか解ります。
今日より痛点が上に上がっていれば…」とのことでした。もし軟化症でなければ、それから考えましょう、ということのようだった。

帰り際、「先生、毎日電話やらなんやらごめんなさい」と謝ると、
「そんなこといいんですよ。不安ならいつでも電話下さい。気にしないで、いつでも。夜中でも。」とおっしゃって下さって
心強かったのを覚えてます。

2月10日(火)
今日は仕事ももう休めないので、病院に連れて行くのは帰宅後にするにして
代わりに妹に、休みをとって貰ってたーちゃんを見ていて貰おうと思ったら
朝、同僚からラインが来た。
「ふゆぅちゃんの仕事は私が頑張ってやるから休んで!」と言ってくれたので、
それに甘えて休んで妹と一緒に病院へ。

今日、軟化症かどうかの判断が下される。
たーちゃんを預け、待合室で待っていた。もう心臓がどきどきして壊れそうだった。
ところが、私がどうも痛み止めを与えすぎてしまったようで
あり得ないところまで痛点がない、とのこと…

朝、自ら立ち上がってブルブル(身体が濡れた時にする、あれ)をしたのは
痛み止めが効きすぎて痛みを感じなかっただけのことみたい。
とても元気に見えたから、進行していないんじゃ?と思った。

16時30分
痛み止めの座薬を入れる(レペタン)1時間ほどできいたようで
うつらうつら、たまにきゅんきゅんいう。
痛い、というよりは体勢を直してほしいとか水が欲しいとかの意思表示のよう。
私が見えないときゅんきゅんいう。
ずっと撫でていればきゅんきゅんいわない。
昨日に比べれば、ゆっくり眠れたと思う。
私はなでなでの仕事があるので、ほぼ眠れず。
(日中、さんぽ行く)
この時私は、起き上がれないのは痛いからで…これはヘルニアで、手術すれば治るのかも知れない
と思いこもうとしていました。でなければ、こんな現実を受け入れられなかった。

2月11日(水)
またもや同僚に甘えて仕事休む。
朝4:00には痛み止めの座薬を入れても良い時間だが、また痛点の境が解らないと
診断が下りず、ヘビの生殺しなので
たーたんには悪いが、痛みをなでなででごまかして薬無しで朝一番まうさんと病院へ。

いつものようにI先生にたーを預け、まうさんと二人無言で待合室でまつ。
待つ間、まうさんが私の手をずっとさすってくれた。
10分ほどで、呼ばれた。
診察室のドアを開けたI先生の顔…これは良くないんだな、そう直感した。
案の定「結果から言って、進行しています。背骨間接2つほど一昨日より。」
希望を持とうとしながらも、実は覚悟はしていた。
けれど、頭が真っ白になった。言葉にならなかった。
「軟化症になったってことですか」ときくと「そう考えられます」と。
先生は紙にマジックで色々説明を書いて下さったが、私は上の空でまったく頭に入ってこなかった。

私が知りたいのは…
「このあとどうなるんですか、苦しむんですか…」
先生は、何例かこの病気のコをみているけれど、それほど苦しまないとのこと…
「でも、呼吸が出来なくなるんでしょう?」ときくと(実は夕べ眠れなかったので、軟化症のことをネットで調べた)
「身体全体が弱っていくから、それほど苦しまないんですよ」とのこと…
ちょっと目を離していた間に亡くなっていた、というコが多いとのこと…
苦しまないのなら…(良かった、と言いたかったけれど良くないから言えなかった)涙が止まらなかった。

いつかはお別れの時が必ず来る。
たーたんは私に心の準備をする時間をくれたのだ。
ジロー(小学校の時に飼っていたダックスフント)やチビ(昔飼っていた猫)の様に
車にひかれていきなりいなくなるわけじゃない。
MRIを撮った時、この病と言われたら、今よりもっと受け入れがたかったろう。
ヘルニアだと思いこんでいたから、まさか死ぬなんて夢にも思わなかったから。

「あと、どれくらいですか1週間くらいですか」ときくと、先生はとても言いづらそうに
「う……ん…そうですね……1週間持つかどうか…」とI先生もとても悲しそうな顔をなさいました。
「また…連れてきた方が良いですか…」ときくと、
先生は「…もう…病院でして上げられることは
痛みを和らげることくらいしかないので…おうちで、さらちゃんの大好きなところで
過ごさせて上げて下さい。食欲があれば、なんても食べさせて、痛み止めの薬を
1週間分出しますので、もし切れたら取りに来て下さい。
なにか不安なことがあったら遠慮せず、いつでも夜中でもお電話下さい。」とおっしゃって下さいました。
1週間分の薬…たーちゃんの余命と同じ分だけなんだな…とぼやっと考えた。

※今から考えれば、よくペットの不治の病で課題になる「安楽死」という言葉は一言も出てこなかったな。

帰りの車の中で、ショックで涙もでない、と思いながら
どんどんどんどん涙が溢れでました。まうさんと二人、無言で泣いた。まうさんも、たーを撫でながら泣いていた。
まうさんに「たーがいなくなることが恐い」と言ったことだけ覚えてます。
そして、車ではいつもお気に入りの音楽を書けているけれど
たーがこんなになってからは一切かけなくなった。きっと音楽がかかっていたら
大好きな音楽が一生悲しい思い出の音楽になってしまうからね。

「でもね、目の前のこの子はまだ生きている。生きて生きて一生懸命生きようとしているんだ!
悲しむのはまだ早い!!!だってまだ生きているんだもん。誰だって残された時間なんて解らない。
この子はあと1週間だってわかっちゃっただけのこと。
だから1日1日を大切に生きよう」と、日記に書いていました。

職場に連絡を入れ、同僚と上司に正直に話しました。
そして、この週いっぱいお休みをさせてもらえることになりました。
本当に、そういった意味では職場に恵まれた、と思います。
沢山沢山同僚たちに迷惑を掛けてしまったけれど…

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《在りし日のなんでもない風景。たーは長男も大好きで、
京都から戻ったねぼすけ長男にくっついていつまでも眠ってたっけ》


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コメント

覚悟して読み始めたけど、涙をこらえられなくて
号泣しながら読んでます。
たーちゃんとちいちゃんの命日が近くなってきたね。

長い長い、暗い暗い記事を読んでくれてありがとう。
たーが死んですぐ、闘病記をブログにするってchocoさんに話したとき
「1番の読者になる」って言ってくれたのをずっと覚えているの。
本当にその通りになってくれて、ありがと。
たーちゃんとのお別れまでがんばってUPしたら、きっと気持ちの区切りが付くかな、と
思ってるんだ。
封印していた当時の日記を読み返すと、いっきにあの時に戻っちゃって
なかなか辛い作業だけどねぇ…

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